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4.  ふるい

間もなく真のクリスチャンと偽りのクリスチャンの振り分けが始まる・・・エレン・G・ホワイトは、教会員であろうと、それが救いの保証ではないと言っています。

​二つのものから本物を選り分けるのがふるい。麦と毒麦が分けられます。

​4. ふるい

EGWは、神から霊感を受けて、この「ふるい」という言葉を使っています。
神は、ご自分の条件に合う人々を分けるために篩われるのです。

キリストは、麦と毒麦の話をされました。今は、麦も毒麦も一緒に育っています。いずれ収穫の時が来ます。

★マタイ13:37-42   

37 イエスは答えて言われた、「良い種をまく者は、人の子である。

38 畑は世界である。良い種と言うのは御国の子たちで、毒麦は悪い者の子たちである。

39 それをまいた敵は悪魔である。収穫とは世の終りのことで、刈る者は御使たちである。

40 だから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終りにもそのとおりになるであろう。

41 人の子はその使たちをつかわし、つまずきとなるものと不法を行う者とを、ことごとく御国からとり集めて、

42 炉の火に投げ入れさせるであろう。そこでは泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう。


誰もこのようになることを望みませんが、教会員といいながら、どこそこを卒業したとか、リーダー的存在とか何になるのでしょう。厳しい言い方かもしれませんが、形だけの教会員を神は排除されるというのが、この聖句の主旨です。

残りの民になることは、そんなに生易しいことではありません。

教会員・救いの保証ではない

 

EGWは、教会員だからと言ってもそれは、救いの保証ではない、と書いています。

 

教会の帳簿に名前が登録されている20人のうち1人も、この世の歴史を閉じる覚悟ができておらず、一般の罪人と同じように、神もなく、この世に希望もない状態であろう。—Christian Service、4

数十年前でしたが、このことを牧師に言ったら、それはあまり言わないようにと言われました。今思うと、牧師たちは知っていても、EGWの預言を語らない、ということ。これは、信徒たちを怖がらせて、教会に来なくなるのを恐れているため彼らは語らないのだと、後になってわかりました。

 

麦と毒麦を分離させる

 

教会には分裂が起こります。二つの党派が生まれます。小麦と毒麦は収穫のために共に成長します—Selected Messages 2:114 (1896)』

 

もうこのことは始まっているように思います。しかしながら、日本では、まだ殆どの人々がわかっていません。世界総会の今後の動向が興味深いところです。私たちはすべて罪びと、彼らがイエズス会に牛耳られていても、私たちには、祈ることが残されています。批判するよりも、愛を持って神に信頼し、祈り続けることではないだろうかと思います。

 

同上 分離

 

『すべての魂に試練が訪れる時はそう遠くない。獣の刻印が私たちに迫られるのだ。世俗的な要求に一歩一歩屈し、世俗的な習慣に順応してきた者たちは、嘲笑や侮辱、投獄の恐れ、死に服するくらいなら、権力者に屈することは難しいことではないと思うだろう。神の戒めと人の戒めが争われる。この時、教会では金と屑とが分けられる。—Testimonies for the Church 5:81 (1882). 』

 

厳しい状況がおとづれることは確かです。

教会の浄化

 

繁栄は信仰を告白する人々を増やす。逆境は彼らを教会から追い出す。—教会への証言 4:89 (1876)』

 

つまりこれは、教会が繁栄しているように見える間は、信徒が増えるが、ちょっと世からの圧力がかかると、逃げ出す人がいるということ。 

 

迫害がない間、健全に見え、そのキリスト教に疑いの余地はないが、もし迫害が起これば、私たちから出て行ってしまうような人々が私たちの仲間に流れ込んできた」-『伝道』360号(1890年)。』

 

神の律法が無効とされるとき、教会は激しい試練によってふるいにかけられ、私たちが今期待しているよりも多くの割合の人々が、誘惑する霊や悪魔の教義に心を傾けるようになるでしょう。―Selected Messages 2:368 (1891)。』

 

率直な証は震えを生み出す

『私たちの中にも、アカン のように、自分を救うには遅すぎる告白をする者がいる。... 彼らは正しいこととは調和しない。彼らは、心に届くまっすぐなあかしを軽んじ、戒めを与える者がみな黙らされるのを喜びとする。—Testimonies for the Church 3:272 (1873). 』

 

 アカン(ヨシュア7:19-26)は盗みを働き、自分の家に隠していましたが、それによって、罪が民に入ったので、神は病を送られて誰が罪をもたらしたかを明かされました。彼の罪は、家族全員が滅びるという結果となったのでした。罪を告白しなかったためです。このような人々は教会を脅かします。アカンの場合、彼の罪は会衆に明らかにされた時だったので、彼の告白は遅すぎたのでした。

 

『主は、過去何年にもわたってなされてきた率直な証言の更新を要求しておられます。主は霊的生活の更新を要求しておられます。主の民の霊的エネルギーは長い間不活発でしたが、見かけ上の死からの復活が起こります。祈りと罪の告白によって、私たちは王の道を開かなければなりません。—教会への証言 8:297 (1904)』

 

 これはどういうことかというと、更新というのは最新状態にすることです。今目覚めて、新たな生き方や伝道を活発にしなければならないという意味合いでしょうか。「見かけ上の死からの復活が起こる」と書かれていますので、個人の今後の生き方が関係しているということです。

 

表面だけの信者は、信仰を放棄したり、教会指導者がどこの国に亡命したり、聖別されていない伝道者たちはが日曜休業令において、排除され、真の伝道者たちが聖別された活動を行うこと、予言されている通り、牧師たちや医者たちが信仰から離れるとも書かれています。

 

このようなことが起こりうることをあらかじめ知っていると、慌てなくて済むのではないでしょうか。これらのことが起こったなら、ああ、預言の通りだ・・・とすぐに行動に移し、神を賛美することができます。

偽りの教理がある人々を遠ざける

 

教会にとって教理というのは信仰に影響します。ましてやそこに偽りの教理があるならば、どうでしょう。

科学の発達もふるいの一つとなるようです。

EGWは、使徒20:30 から次のように言っています。

 『有限の人間は神の力と偉大さを理解できないので、科学といわゆる宗教は互いに対立することになる。「また、あなたがた自身の中からも、いろいろ曲ったことを言って、弟子たちを自分の方に、ひっぱり込もうとする者らが起るであろう。」』。

 

『偽りの理論の導入によって揺り動かされるとき、どこにも固定されていない表層の読者たちは、移り変わる砂のようなものである。彼らは恨みの感情の調子に合わせて、どのような立場にも滑り込んでいく」-『牧師と福音従事者への証し』112(1897年)。

彼らは真理の愛を受けないで、敵の惑わしに取り込まれ、誘惑する霊や悪魔の教理に心を留め、信仰から離れるであろう。

 

敵は、聖所がないという教理のような偽りの理論を持ち込む。これは、信仰から離れることになる点の一つである。

証の拒絶が背教をもたらす

確かなことが一つあるサタンの旗の下に立つセブンスデー・アドベンチストは、まず、神の御霊の証に含まれている警告と戒めに対する信仰を捨てるだろう。—Selected Messages 3:84 (1903). 

サタンの最後の欺きは、神の御霊の証しを何の効果もないものにすることである。「幻のないところでは、民は滅びる」(英文訳:箴言29:18)。サタンは、真の証しに対する神の残りの民の信頼を揺るがすために、さまざまな方法と機関を通して、巧妙に働くであろう。—Selected Messages 1:48 (1890). 

EGWは、数多くの神からのメッセージや原則や、神の基準を書いています。いずれも、現代の勝手気ままな生活に適用することは、なかなか難しい。そのために多くが背教すると言っています。なぜなら、そのような厳しい基準には耐えるように教えられていないし、訓練されていないし、自分で学ぶこともしてこなかったからです。

教会にとってのリーダーは重要
 

多くの人が、自分がキリストと一つになっていないこと、キリストとともに生きるために世に対して死んでいないことを示すだろう。そして、責任ある地位を占めていた人々の背教が頻繁に起こるだろう。—The Review and Herald, September 11, 1888. 

聖化されていない聖職者は淘汰される

​ 

間近に迫った日曜休業令は、神が任命しなかった人々を排除し、神は後の雨のために純粋で真実で神聖な奉仕を準備させるでしょう。—Selected Messages 3:385 (1886)。

 

多くの人が、サタンの地獄のたいまつから点火された偽預言のたいまつを手に、私たちの説教壇に立つでしょう...私たちの中から、もはや箱舟に乗らない人々が出て行くでしょう。しかし、彼らは真理を阻む壁を作ることはできません。なぜなら、真理は最後まで前進し、上に向かうからです。—牧師と福音伝道者への証言、409、411 (1898)。

 

牧師と医師は、みことばが宣言しているように、また神がその僕に与えたメッセージが宣言しているように、信仰から離れるでしょう。—Manuscript Releases 7:192 (1906)。

神の忠実なしもべは明らかにされる・・・

 

ふるいの目的はこのためにあるようなものです。

主には忠実なしもべがおり、そのしもべたちは揺り動かされる試練の時に姿を現す。バアルにひざまずかなかった尊い者たちが、今、隠れている。彼らは、あなたがたの上に集中的に照らされている光を持たなかった。しかし、荒々しく、人を寄せ付けない外見の下にこそ、本物のクリスチャンとしての純粋な輝きが現れるかもしれない。昼間、私たちは天の方を見るが、星は見えない。星はそこにあり、大空に固定されているが、目には区別がつかない。夜になると、私たちはその本物の輝きを見ることができる。—Testimonies for the Church 5:80, 81 (1882). 』

迫害が起こるたびに、証人たちはキリストのために、あるいはキリストに反対する決断を下す。不当に非難された人々に同情を示し、彼らに対して恨みを抱かない人々は、キリストに対する愛着を示す。—The Signs of the Times, February 20, 1901. 

反対運動が起こり、偏見と不寛容が再び支配し、迫害が燃え上がれば、中途半端で偽善的な者は揺れ動き、信仰を捨てるだろう。しかし、真のクリスチャンは岩のように堅く立ち、その信仰はより強く、その希望は繁栄の時代よりも明るくなるだろう。—The Great Controversy, 602 (1911). 

主の軍隊から次々と部隊が敵に加わり、敵の部隊から次々と人々が神の戒めを守る民と結びつくにつれて、旗は次々と塵の中に消えていった。—教会への証 8:41 (1904)

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