残りの教会の使命には、三天使の使命が含まれています。
第一天使の使命は、
『6 わたしは、もうひとりの御使が中空を飛ぶのを見た。彼は地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音をたずさえてきて、
7 大声で言った、「神をおそれ、神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである。天と地と海と水の源とを造られたかたを、伏し拝め』ということです。
第一の天使は、永遠の福音を世界に伝える神の残りの者を象徴しています。この福音は、古代の預言者や使徒たちが宣言したのと同じ神の無限の愛の良い知らせです(ヘブル4:2)。残りの者たちは、別の福音を提示するのではありません。裁きの点において、罪人は信仰によって義とされ、キリストの義を受けることができるという永遠の福音を再確認するのです。
「というのは、彼らと同じく、わたしたちにも福音が伝えられているのである。しかし、その聞いた御言は、彼らには無益であった。それが、聞いた者たちに、信仰によって結びつけられなかったからである。」(ヘブル4:2)
この第一の天使のメッセージには、7つほどのポイントがあって、それを理解するともっとわかりやすいでしょう。
このメッセージは世界に悔い改めを求めています。しかも緊急さが加わっています。全ての者に神を畏れ、すなわち、敬い、神に栄光、すなわち誉れを帰することを命じています。「あなたがたが実を豊かに結び、そしてわたしの弟子となるならば、それによって、わたしの父は栄光をお受けになるであろう」(ヨハネ15:8)。
ヨハネは、世をキリストの来臨に備えさせる運動は、神の栄光のための聖書的関心に新たな強調を置くだろうと預言しています。しかもかつて無いほどに、私たちの生活を清く保つようにとの新約聖書のアピールがあります。「あなた方の体は聖霊の宮である」(1コリント6:19-20)。つまり私たちの肉体的、道徳的、霊的力の独占権が自分にあるわけではないのです。キリストがこれらを、ご自分の血と一緒にカルバリーへ持って行かれました。「それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい」、「だから、飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである」(1コリント10:31)と言われている通りです。
「神の裁きの時」が到来したという事実は、悔い改めへの呼びかけに緊急性を与えます。黙示録 14:7 では、裁きという言葉はギリシャ語のクリシス、つまり裁きの行為を訳しており、裁きの文(クリマ)を訳しているのではありません。これは、神の裁きの法廷での人々の罪状認否、人生記録の調査、無罪か有罪かの評決、永遠の命の授与か死刑判決を含む、裁きの全過程を指します(マタイ 16:27、ローマ 6:23、黙示録 22:12)。裁きの時のメッセージは、すべての背教に対する神の裁きも宣言しています(ダニエル 7:9-11、26、黙示録 17、18)。
裁きの時のメッセージは、特に、天の聖所における大祭司としての務めの最終段階として、キリストが裁きの働きに入った時を指しています。
このメッセージはまた、すべての人に創造主を崇拝するよう呼びかけています。神の崇拝への呼びかけは、獣とその像への崇拝への呼びかけと対照的に見られなければなりません(黙示録13:3、8、15)。間もなく、誰もが真の崇拝と偽りの崇拝の間で、神の条件(信仰による義)に基づいて神を崇拝するか、私たちの条件(行いによる義)に基づいて神を崇拝するかの選択を迫られることになります。このメッセージは、「『天と地と海と水の源を造られた方を礼拝しなさい』」(黙示録14:7、出エジプト記20:11参照)と命じることによって、第四の戒めに注意を促しています。それは人々を創造主への真の崇拝へと導きます。その体験には、創造主の記念碑である主の七日目の安息日を尊重することが含まれます。この安息日は創造主が創造の際に制定し、十戒で確認されました。したがって、最初の天使のメッセージは、創造者であり聖書の安息日の主であるキリストを世界の前に提示することによって、真の崇拝を回復することを求めています。これは神の創造のしるしであり、神の被造物の大多数が無視しているしるしです。
摂理的に、創造主なる神に注意を促すこのメッセージの宣言は、進化哲学がチャールズ・ダーウィンの『種の起源』(1859年)の出版によって大きな後押しを受けた歴史の段階で始まりました。最初の天使のメッセージの説教は、進化論の進歩に対する最大の防波堤を構成します。
最後に、この呼びかけは、「不法の人」によって踏みにじられた神の聖なる律法の名誉を回復することを暗示しています(Ⅱテサロニケ2:3)。真の崇拝が回復され、信者が神の国の原則に従って生活する場合にのみ、神は栄光を受けることができます。
第一天使のメッセージは1844年から始まりました。三天使のメッセージは、恩恵期間の終了前まで行われなければなりません。
日曜休業令も、ずっと恩恵期間の終了まで終わることはありません。その中で、神の印をいただけるよう信仰と忍耐が必要です。真の信仰と偽りの信仰の者は分けられます。
贖罪の日についても学んでおく必要があります。キリストによる聖所の罪の除去も関係しています。キリストの天の至聖所での務めはいつかは終わります。
大争闘の理由も知っておくべきです。今は生死を分けるほどの重要な時であって、この真理をしっかり学ぶ時です。
アーメン!!
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