「ミッションパイロット」という本は、昨年無料でいただいたものです。今日はこの本から、素晴らしいメッセージをお届けしたいと思います。
私がこの本を手にしたのは、米国認定自然療法医のドナルド・ミラー博士による、赤城山での健康セミナーに参加した時でした。日本の伝道に向けてブラジルから日本語を学びに来ていた若者がこの本を勧めてくれました。赤城山の会場の隅にたくさんの印刷物といくつかの本が置かれていました。すぐに読めなくても、いつか必要な時が来るという思いで、これまで数多くの書籍を入手し、役に立っています。これは、神の導きといつも感謝しています。
「ミッションパイロット」の副題は、デビッド・ゲイツ物語で、奥さんのベッキーと幾多の困難を神への信頼と確信によって、ともに乗り越えられた感動の証しの本です。
私が彼の名前を知ったのは、昨年Youtube で、これもたまたまでしたが、キリストの再臨について2027〜2031に再臨があるだろうという数字を計算した人でした。緻密な計算をする人だな・・と驚くとともに、理にかなった説明とタイムラインを公表されています。それにも驚きました。しかし、年代に信仰を置くのではなくあくまでもそれほど再臨が近いという認識です。
今考えると、この本を勧めてくれた若者たちは、デビッド・ゲイツの尊い働きを知っていたんだと思います。なぜなら、彼は中央アメリカと南米北部地域だったので、あちらではかなり有名ではないかな、と思います。伝道のためのテレビ局も神慮によって与えられたからです。
私とデビッド・ゲイツの接点はYoutube とこの本でした。
さて、彼は生まれた時から奇跡によって命を支えられた人でした。
デビッドとベッキーが特別な奉仕のために選ばれたということは、この本を読むと疑う余地はありません。この本は、そのようなご夫婦に敬服するアイリーン・ラントリーという人が書きました。
『この物語の美しいところは終わりのことばがないことです。なぜなら、まだ彼らの働きは続いているからです。・・・
世の中が物に溢れているこの時代に、今なお神様がどのようにして宣教師を召し、備え、宣教地に送り、奉仕の中で全く神様に頼るようにさせられるかを知り、また目の当たりにして、力が与えられられます。ゲイツ家族の献身的な奉仕によって、あなたの人生は祝福され、豊かにされるでしょう。心と魂で、ジャングルでの彼らの質素な生活に参加し、大きく広がる熱帯雨林の上空を飛び、町に潜む盗賊が襲撃した時の天使の守りを経験して、神様はあなたもお守りになるのだということを知ってください。』
一文もないのに、資金源を神様とすることを決意し、み言葉と祈り、そして神への確信で、出かけ、必要なものは全て備えられました。飛行機、燃料、家、食べ物、学校、教会、病院、突然の軍によるハイジャック、刑務所に入れられた時、刑務所での奉仕、マラリヤ、テレビ伝道放送局取得、弁護士、医者・・・これらの問題は全部、み言葉と祈りによって、神への確信によって備えられました。
本の後の方に、インタビューの言葉が書かれていました。これらの言葉には本当に感動しました。私も健康伝道を始めたので、大いに励まされました。少しご紹介します。
質問:宣教師になるためには何が必要ですか?
答え:成功する伝道奉仕にとって一番不可欠な要素は、神様との親密な関係であり、それとともに、神様があなたを伝道奉仕へと導いておられるという確信です。働きの中で困難が生じる時、召命感を持つことが必要不可欠です。それが人を、奉仕に召してくださった神様に心配事を投げかけて、問題の解決を神様に求めるように導きます。ある人たちは若い時からその召命感を感じており、また他の人々は人生経験の間に、あるいは、外国の現場を訪れているときに感じます。
質問:宣教師であることについて、あなたが持っている決定的な考えは何ですか。
(答えは長いので、印象に残った部分を抜粋しています。)
答え:・・・神様があなたにしてくださったことを他の人に話すことは最も大切なあなたの責任です。
忠実な家令であることは、神様が祝福し続けるために絶対必要です。忠実な活動をしているからといって、それが金銭管理の悪さの言い訳にはなりません。
・・・伝道活動に動かされる教会は成長する教会です。賢明な教会牧師は、自分の会衆に伝道プロジェクトを採択するように励ますでしょう。
単に冒険を求めるのではなく、神様の召しを確信して行動してください。
神様の約束を文字通り信じ、それに沿って行動してください。そしていつも神様は「ご自身の栄光の富の中から、あなた方の一切の必要を、キリスト・イエスにあって満たしてくださるであろう」(ピリピ4:19)ということを覚えていてください。『天の父なる神様は、われわれのために無数の道を備えてくださるが、われわれはそのことを何も知らないのである」(各時代の希望中巻330ページ)。
成功するために、そのプロジェクトをいつまでも続く必要はないということを覚えていてください。あるプロジェクトは、それが続けられなくなるまでのごくわずかな期間だけ、働きの機会が与えられています。プロジェクトの閉鎖が失敗とは限りません。失敗を恐れてはなりません。むしろやってみようとしないことを恐れなさい。
『私たちは、私たちが持っているものを分け与えなければならない。そして私たちが与える時、キリストは私たちの欠乏が満たされるのをご覧になる」(教会への証し6巻、345ページ)
あなたとともに働く人の世話をしなさい。そうすれば、彼らは責任を持って事物を引き受けることでしょう。
神様は、今日もあなたに問いかけておられます。「あなたの手にあるそれは何か」(出エジプト4:2)と。それを用いなさい。
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